白点病とは熱帯魚に代表される病気のひとつで、繊毛虫の一種「ウオノカイセンチュウ」が魚の体に付着し増殖する病気です。痒みが生じるためか体表を水槽内の流木や石、底床に体を擦り付ける動作も見られます。
初期であれば回復の可能性もありますが重症になると治療も難しく、 エラに寄生し呼吸困難になって死亡してしまいます。熱帯魚が調子悪いと思ったとき、白い点を多数発見したらすぐに治療を行って下さい。
また白点虫の繁殖力は旺盛で魚は短時間に多数の寄生を受け著しく体力を消耗してしまいます。 発症初期の段階であれば水換え頻度を多くし、ヒーターで水温 を28℃に上げることで白点病から回復することもあります。
白点病の初期を通り越した場合は、食塩かメチレンブルーやグリーンFリキッドなどの薬を使ったほうが有効です。塩は0.3%を目安に(60m水槽で約50リットルに対し塩150g)少しずつ水槽の水に溶け込ませます。3日以上は塩水浴を行い、魚の調子を観察してください。
薬を使う場合は、使用量を間違えないように注意しましょう。水槽内で薬を使った場合、水草は枯れますので別の水槽に移し薬浴を行います。
とにかく、まずは水換えを行ってからの各対処となり、隔離水槽ではエアレーションを行ってください。