水草や熱帯魚についての育成ブログ。水草の育て方やアクアリウム用品、自分の水槽などを紹介します。

熱帯魚飼育で必要なもの

熱帯魚飼育(淡水魚)に最低限必要な機材は、「水槽」「ヒーター」「ろ過フィルター」「照明」。この4つは欠かせません。

水槽

初めて熱帯魚飼育する場合、水槽は60cm水槽が手ごろで大き過ぎず熱帯魚を安全に飼えるサイズといわれています。 熱帯魚を飼ったことが無い人でも、もっと身近に熱帯魚飼育をスタートできるように近年の流行りで小型水槽が数多く販売され人気を集めています。 小型水槽は日本の住宅事情などを考えるとおすすめなのかもしれませんが、熱帯魚は生き物です。 うまく飼わなければ失敗してしまいます。 水量が多ければ水の汚染を和らげることになりますが、小型水槽では水が少ししか確保されないため、当然ながら水の汚染速度も早くなり、コケの発生や熱帯魚のコンディションを維持するのも大変になります。

魚をたくさん飼育できるという面でも60cm水槽が安全面でもおすすめできます。
飼育できる生体数としては、水量1Lにつきメダカサイズの魚1匹が目安とされています。

各水槽サイズに対する水量の目安は下記のようになります。

寸法水容量
20cmキューブ水槽W200×D200×H200mm約7L
25cm水槽W250×D170×H210mm約7.5L
S水槽W315×D185×H245mm約12L
M水槽W360×D220×H262mm約18L
L水槽W400×D256×H280mm約23L
30cmキューブ水槽W300×D300×H300mm約24L
45cm水槽W460×D300×H340mm約42L
60cm水槽W600×D300×H360mm約57L
60cmハイタイプ水槽W600×D450×H450mm約110L
90cm水槽W900×D450×H450mm約157L

ヒーター

本来、熱帯魚の生息する気温や水温は、日本の涼しい夏くらいです。日本で飼育する場合、水槽の温度を常に26度前後に保たなければなりません。しかし日本には四季があり、夏以外はヒーターを設置しなければ熱帯魚は調子を崩してしまします。ですから温室などで飼育しない限り、ヒーターは必ず設置してください。

ヒーターには、サーモが必要です。サーモ無しですと制御が効かずにひたすら加熱し続けて危険ですので、サーモでコントロールする必要があります。

ヒーターには安全装置が付いたものを選びましょう。水換えで水位が減った際にヒーターが水面から出てしまい、ヒーターが空焚きになり大変危険です。

ショップで売られているヒーターは、下記のように売られています。

オートヒーター(温度固定式ヒーター)



出典:ジェックス株式会社

自動で温度を26度前後に保つ設計のサーモスタット内蔵のヒーターです。コンセントに指すだけで使えるので便利ですが、自分で温度を2度上げたいなどの機能はありませんので、病気の魚の治療目的で温度を上げることができないので、別で温度調整ができるヒーターを持っておくと便利です。

ヒーター+サーモ一体型(温度調整式)



出典:ジェックス株式会社
ヒーターとサモスタットが一体型でくっついており、ダイヤルを調整して自由に温度を変えらます。
オートヒーターのコード間に、ダイヤルの温度調整がくっついた状態のヒーターなので、配線周りもすっきりとして人気があります。

ヒーター・サーモ独立型セット


出典:寿工芸株式会社
ヒーターのワット数に合わせたサーモがセットになっている商品です。一体になっていない分、配線周りがごちゃごちゃしてしまうデメリットがありますが、どちらかが壊れた際に買い替えができるので好まれる方も多いです。

ろ過フィルター

熱帯魚は生き物ですから餌も食べますし、糞もします。そして飼育水もどんどん汚れていきます。水換えを毎日行えば問題無いと思っても水槽内は不安定な状態が続きます。

そこでろ過フィルターの登場です。いわゆる「ブクブク」も、ろ過フィルターの一部です。しかし残念ながらあれだけでは高いろ過効果が望めません。水換えの手間を考えると、熱帯魚用ろ過フィルターはそこそころ過機能のあるものを設置しておいたほうが無難です。熱帯魚用のろ過フィルターにはさまざまなものが発売されいます。

上部フィルター

出典:ジェックス株式会社

水槽セットで販売されているのをよく目にする上部フィルター。水槽の上部にのせる形でセットするろ過フィルターです。ポンプで水槽の水を組み上げて、マットやろ過材をくぐらせてそのまま水槽内に水を落として循環させます。ろ過材はマットが入って売っていますが、ろ材をリング状やボール状のろ過に変更してろ過能力をアップさせて使用できたりします。(事前に確認してください)
CO2添加が必要な水草レイアウト水槽では、水槽に酸素を入れてしまうため適していませんが、陰性水草などであれば十分に使用できますし、ろ過能力も高いです。

酸素が入ってしまうということは、逆にいうとバクテリアの活性能力を高めるために有効です。水槽の水を綺麗にしてくれる好気性バクテリアは酸素を必要とします。上部フィルターのような密閉されていないドライなフィルターはバクテリアに酸素を供給できるため、濾過効率が高まります。

外部フィルター

▲エーハイムクラシック2213(60cm水槽に適した外部フィルター)

水質安定のためフィルター強化を目指したり、水草レイアウト水槽をメインに楽しまれている方にオススメのフィルターです。水槽の水位よりも低い位置に設置するものが多く、水槽とは別置きのため、上部フィルターよりも場所をとり、高値のものが多いです。その分、パワーのある強力なフィルターなので、多くのアクアリストに信頼されるのが外部フィルターです。
密閉されたフィルターの濾過槽を通り水槽内に水を戻すため、酸素と触れずに濾過することができます。そのため二酸化炭素を添加している水草レイアウト水槽の場合は効率的にCO2の添加が可能になります。

外掛けフィルター

水槽の縁に引っ掛ける小型のフィルターです。小型水槽の場合は水槽内を有効活用したいため、濾過ファイルターを外に出すことができ、外部フィルター同様に水槽内がすっきりします。各メーカーから販売されており、コンパクトでスタイリッシュなものから大きめな濾過層を確保できるものまでラインナップも充実してきました。水草水槽でも使用可能です。

濾過は純正の取り替え式のフィルターを差し替えて使えて便利ですし、さらに濾過を強化したい場合、リング状やボール状の生物ろ材に特化したものを改造して入れる人も多いです。

小型水槽などで導入する場合、水槽サイズに合ったサイズの外掛け式フィルターを使用しないと水流が強いため、洗濯機状態になってしまう恐れもあります。その場合、排水側の水流を弱める工夫が必要です。また、オールガラス水槽、縁あり水槽で設置ができるか確認する必要もあります。

水中フィルター

出典:ジェックス株式会社

モーターごと水中に設置するタイプのフィルターです。外掛けフィルター同様にエアレーションではなく電気を繋ぎ、モーターの力で水を動かします。小型の水草水槽でも活躍し水槽周りがすっきりしますが、小型水槽の場合後景草で隠してしまうなどレイアウトを工夫すると気になりません。
おしゃれで景観を保つ水中フィルターが、各メーカーから続々と発売されています。

投げ込みフィルター

出典:ジェックス株式会社

アクアリウムでは定番の投げ込み式フィルター。エアポンプなどと接続しエアの力で水の流れを作りフィルターに水を通す原理で使います。問屋でも砂利などの底床に埋めて使っているところが多く見られコスパの面でも安定したフィルターです。

エアレーションにより水槽内の二酸化炭素が逃げてしまうため、水草レイアウト水槽では推奨できませんが、二酸化炭素を多く必要としない水草では問題ありません。

照明・ライト

熱帯魚を飼い、水槽を照らさないと水槽の中が観察できないため、水槽専用の照明が必要です。デスクライトなどで代用できますが、水草などを入れる場合光量が弱いと枯れてしまうので照明の導入を検討してください。昔は蛍光灯タイプが主流でしたが、現在では水槽上部もすっきりするLEDライトが主流です。

ライト購入のポイントは、どのような水槽にするかによって選んでください。単に水槽内の魚の鑑賞目的であれば、水槽サイズにあった大きさのライトを選べばだいたい問題はないです。さまざまなアクアメーカーから販売されています。

水草水槽をやる場合は注意が必要です。ミクロソリウム、アヌビアスなど陰性水草などあまり強い光を必要としないでも成育する水草であれば上記のような水槽サイズにあったライトを選んで問題ないでしし、光が強すぎることでコケの発生にも繋がります。有茎草や底床にも水草を植えて気泡をつけるような水草に力を入れたい場合は、水草育成に向いた照明の方が状態よく管理ができます。ただ、強い光が必要で気泡を付けるような鮮やかな水槽を目指すのであれば、二酸化炭素の添加も必要としますので、水草育成の方法をきちんと調べてから機材も購入したほうが賢明です。

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