クリプトコリネ アウリクラータ(Cryptocoryne auriculata)は、ロケーションの付くワイルド株がプライベート便でたびたび国内入荷しています。葉には緑色の虎斑が薄っすら入る物から濃く顕著に現れるものまで存在します。自生地の水質は中性付近らしいですが弱酸性でもよく育つので、さほど神経質になる必要も無いでしょう。花はチューブの短い小豆色の花を咲かせます。
K氏採取株。Cryptocoryne auriculata from Sg,madorとは別の場所で採取されたそうですが、近郊と本流が混同して出回ってしまった経緯があります。画像の近郊物は採取者から直接購入したので確実なロケーションで綺麗に虎斑が入ります。画像最左の株は決して良い時期の状態だとは思えませんが、光量、水質など複雑な環境の違いにより斑の色も容易に変化するようです。
Y氏採取株。こちらも綺麗に虎斑が入ります。現地の環境pH6.9付近とのこと。自生地では日の当たる場所に斑が顕著に現れるそうで、育成の際のヒントになるかもしれません。こちらは水上管理の株を水中へ沈めました。