クリプトコリネ・コルダータ(Cryptocoryne cordata var.cordata)は、タイ南部マレー半島などの産地が確認されているクリプト。コルダータの変異種として、Cryptocoryne cordata var. zonata、Cryptocoryne cordata var. grabowskii、Cryptocoryne cordata var. diderici、Cryptocoryne siamensisなど魅力的な種類が多い。
弱酸性~酸性の軟水に生育し、葉は肉厚にいなりやすく葉裏は濃いワインレッドでしっかりしており、比較的水上栽培でも増植しやすく育成しやすいものが多い。花の概観上では仏炎苞がスッと伸び、15〜30cm伸びる。リム表面が黄色で葉縁がやや茶色になるものもあります。
Cryptocoryne cordataのTawan Puti産。葉には薄っすら凹凸が現れ、丸葉~やや細長くなりやすい。ケトルは未確認。コルダータ系ということで、葉裏も赤褐色で丈夫そうな雰囲気。
タイ南部とマレーとの国境の町スンガイゴロク。西の山間部エリアの薄いブラックウォーターに生育されています。現地の水質はPH6前後、葉は艶の有る茶色から菜種油色で円形から心臓形、耳形などさまざま。緑の葉や虎斑などとにかくバリーションが豊富。環境の変化にも強いです。
Cryptocoryne blassii(Cryptocoryne cordataのシノニム)のインボイスで購入した株。葉は丸葉の艶無し。花のチューブ長さ90mm、ケトル内ホワイト、斑紋なし。インボイス:ブラッシーというイメージ通りの株でした。以前からこういう謎のものも某問屋によく来てましたが近年の環境破壊の影響か、はたまた問屋で抜かれて他へ流れているのか知りませんが、最近はショップでも稀にしか入荷しません。